上製本(ハードカバー)

しっかりとした厚い板紙に手触り重視の表紙で、上質の書籍に用いられます。 一般的にハードカバーといわれている製本方法です。
主にミシン糸でジグザグ綴じにした原稿の背中を糊で固めて、厚紙を芯にして布や皮・紙などでくるんだ表紙を使用します。 表紙は中の本よりもひとまわり大きく、中の本を保護する事ができます。背と表紙が離れているため、境目が折れ、開きやすく見やすいという長所があります。
また上製本には背の形状の違いから角背と丸背の2つの様式があります。
丈夫で長持ちしますので長期保存にぴったりです。

 

●表紙について
製本専用高級クロス(紺(SP174 1/2)・濃紺(SP312)・墨黒(SP316)など)貼り厚表紙。
その他バクラム(B)・アートカンブリック(VC)・アートレザーの紙クロス(TK)等もご用意しております。
※スペシャルプレン(SP)とは緻密な細布にコーティングを施したプレンタイプ。平滑性に優れています。


●箔押しについて
背表紙・タイトル・表紙など箔押しによる文字入れはお客様のご要望に応じて柔軟に対応致します。
色は金箔・銀箔・白箔・黒箔がございます。


●オプション
PP加工スピン(しおりとなるヒモ)・和紙色紙校章(型押し)入りも可能です。
ブックケースもございます。


●背の形状について
丸背角背どちらにも対応致します。
丸背はページ数の多い場合には見やすく、豪華本に仕上ります。
厚さが1cm以下の原稿や、資料などを大量に貼り込みしたものは背が平らな平背角背となります。


●原稿の印刷・受け渡しについて
論文や同人誌など本の元になる原稿の印刷も承ります。またインターネットやメールを使ってのデータの受け渡しも可能です。データの種類やデータの受け渡し方法を事前に必ずご連絡ください。

 

 製本の手順

上製本・丸背の場合

➀本にするもの(印刷した原稿や書籍・資料など)をまとめやすいように背中にあたる部分を平らにします。
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②背中を製本用のミシンを使い、ある程度の枚数ずつ綴じあげます。
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③まとめて背中の部分に軽く糊をつけ一冊に固めます。
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④表紙が中身ときっちり付くように見返しの紙を貼ります。
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⑤天地や小口をカット(化粧断ち)します。
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⑥背中を丸背にする場合は機械を使って背中を丸くします。
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⑦丸い形を維持して固定して今度はぎっちりと糊を塗り固めます。
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⑧背中の厚みや本の表紙の長さを測り表紙を作ります。
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⑨表紙に糊をつけ機械を使って熱で糊を接着します。見返しに糊をつけ接着して仕上げます。