機関実験計画書参考例

更新日:平成22年4月19日 
 
参考になる実験計画書の公開について

                        大学遺伝子協・組換え生物等委員会

 カルタヘナ法の施行により、遺伝子組換え生物等の第二種使用等の実施機関においては遺伝子組換え生物等の取扱における安全管理の体制整備に努めることになっております(基本的事項第二2)。すなわち、第二種使用等の遺伝子組換え実験を行うに当たって実験計画書の書式や審査方法などは各機関の判断に委ねられています。したがって、各機関ではカルタヘナ法に基づき、また機関の状況に応じた実験計画書の書式が作成され使用されていると思います。しかしながら、実験計画書に決まった書式がないために、各々で使用されている書式が適切なのか不安を覚える機関もあり、統一した実験計画書の書式の作成を望む声があります。一方、現状では書式の統一には慎重な態度で臨まれる機関もあり、今後十分な議論が必要と思われます。
 昨年(平成21年)、大学遺伝子協に参加されている機関にお願いし、23機関から現在お使いの遺伝子組換え実験計画書をご提供いただきました。これらの中から今後の議論において参考となると考えられる実験計画書を選び、大学遺伝子協のホームページからご覧いただけるようにしました。
シンプルな書式
東京大学
PDFファイル(30KB)
実験における最低限必要な内容を記載する書式。国が定めた大臣確認申請書式にない項目は入っていない。例えば実験従者の欄はなくすべて「実験管理者」「実験担当責任者」の責任となる。また、あまり知られていない遺伝子やベクター、毒素遺伝子、大量培養などの場合のみ記入する項目は削除可能となっている。実験の審査体制および安全管理体制がしっかりした機関でのみ使用可能と思われる。
神戸大学
PDFファイル(1.56MB)
実験の概要を記載する共通の書式と実験の種類別の書式の組合せ
ユーザーフレンドリーな書式
信州大学
PDFファイル(116KB)
重要と思われる項目では選択式でチェックを入れるなどの工夫がある
鳥取大学
PDFファイル(35KB)
該当項目を丸をつけて選ばせる方式
東京農工大学
PDFファイル(149KB)
独自のアンケート形式
その他
名古屋大学
PDFファイル(172KB)
導入遺伝子、宿主ベクター系を各々表に記載し、その組合せを書かせる独自の書式
広島大学
PDFファイル(84KB)
法令違反防止で、大臣確認実験かどうかや、入手・譲渡先、他の関連法令の有無を記載させる欄がある
 これらの書式が今後の遺伝子組換え実験計画書の書式についての議論において参考になれば幸いです。また、これらの書式の一部を引用して書式を改訂される場合は結構だと思いますが、そっくりあるいは大部分を引用して実験計画書を作成もしくは改訂をされる場合は、提供元の大学にその旨のご連絡をしていただければありがたく思います。その際は、大学遺伝子協・組換え生物等委員会(田中伸和:ntana あっとhiroshima-u.ac.jp)まで提供元の連絡先をご照会ください。なお、これらの書式を参考に実験計画書の書式を改訂された際は、差しつかえなければどの書式のどの部分を参考にされたのかについての情報をいただければ幸いです。 
 なお、本ホームページでご紹介できませんでした実験計画書をご提供いただいた機関の方々には大変お手数をおかけいたしました。ご協力に心より感謝申し上げます。
.