06「どっぷりはまる夏キャンプ」活動報告  子どもの森企画

(総評)「2泊かわっこ班」  H18.8.17〜19

長野県最西端で王滝の桃源郷「滝越」にて、森きちオートキャンプ場をベースにサバイバルキャンプを行った。
 キャンプルールは、「人に迷惑をかけない」「うそはつかない」「自分のことは自分で行う」「全ての片づけが終わるま
では終わりではない」の4つだけ。
 まずはテント設営から始まり、夕食の準備で火おこしを試みる。条件は、マッチ6、7本に割り箸10本、あとは薪を
3、4本ほど渡して火をつけてみる。これがなかなかうまくいかない。空気の通りを考え、木の燃えやすさや性質を見
極めて組んでいかないとうまく火が育たないのだ。「キャンプでやったことあるよ」といっていた子達がつぎつぎとマッチ
を擦り、「また火が消えた」といっては弱音がでる。でも、火が起こせないとご飯が食べられないのだ。途中からみんな
必死になった。協力と忍耐。そして、絶対あきらめないことが大切なんだと肌で感じたのではないだろうか。
 結局、夜7時頃に夕食となる。周りは真っ暗。でも、苦労してつくったポトフや飯ごうのご飯は格別だったと思う。みん
なよく食べていた。
 2日目のカヌーは、みんなやりたくてやりたくてうずうずしていただけに、全身で楽しんでいた。3時間あまりのカヌー
体験。まっすぐ進めるようになるまでみんな苦労する。2人廷のカヌーの方がパートナーとのコンビネーションを求めら
れるため、難しいと感じたこどもたちもいたようだ。すごく良い経験が出来たと思う。
 参加したこどもたちから、学校でのプール遊びは、飛び込み禁止、おふざけ禁止、コースを行ったり来たりと制約が
多いため楽しくないと言う。それに対して、王滝の川でのルールは、飛び込みオーケーだけど、飛び込む前に潜って
深さを確かめること。唇が青くなってきたら体を休めること、自分の命は自分で守ることの三つを遵守すること。
もちろん、スタッフが上流、下流にわかれて、補助ロープと浮き輪を常備して見守っている・・・
 親元を離れて、たった二日間のアドベンチャー。知らない人達と寝泊まりし、ご飯をつくり、そして川で日が暮れるま
で遊んだキャンプだった。自分でなんでもやりとげることで、うまくいかないときは挫折感を感じたと思うが、最後まで
あきらめないことも学んだ。 少年5人の心に、やりとげた自信と誇りが生まれたのではないかと思う。

{こどもたちの感想}
 @はじめてのかわあそびすごいつめたくて、さむくておもしろかったです。かわがとってもつめたかったからとてもと
   びこめませんでした。
 @カヌーは、一人用のはかるいけど、二人用はコントロールができないと二人分の重さがあってこぐのが疲れまし
   た。休憩している間、川で遊びました。楽しかったです。
 @王滝村の「うぐい川」という川で遊びました。泳いだり飛び込んだりしました。学校のプールよりきれいでした。とて
   も楽しかったです。また来たいです。
 @カヌーを初めてやった時、ドキドキしたけど、やりはじめたら「あっ思ったより楽しいなー」と思いました。最初は、モ
  グさんと2人でカヌーをこいだけど、二回目の休憩の場所で一人用カヌーにのりました。それに一人用カヌーに乗
  る前に、二回目の休憩のところでライフジャケットを着てたから、たかみとこうだいとぼくで湖の中に入りました。
  ぷかぷか浮かべたから良かったです。(冷たかった〜)
 @一人でカヌーをしていると他の人のペースとかにあわせずすーいすーいとこいでいるのが快く、風があたって気持
  ちよかった。上達するのが自分で言っては何だけど、はやくて、色んな所へ楽に行けたから楽ちんな良い印象が
  残りました。それと、上流の場所で他の体験生が2人遊んでいて、自分が上流からカヌーをおろすところ所につい
  ても戻ってこなかったから「自分も川遊びしたいなあ」と思っていると、やっぱり「カヌーでも泳いでも川っていいな
  あ、楽しいや」と感じました。


(総評)「6泊もりっこ班、3泊やまっこ班、3泊たべっこ班」  H18.8.1〜7

8月1日〜7日までの総勢22名のキャンプ活動。王滝の大自然の中で自分たちでできることはすべて自分たちで
行い、仲間と協力してキャンプを行った。上級生は、思うように言うことを聞いてくれない下級生の面倒を見て苦労
しながらも、盛り上げ役もかってくれて、それぞれ楽しめているように見えた。川遊びでは特に、みんないい顔していたのがとても印象的だった。
 下級生達は、自分の事をするのに夢中であったが、1週間で約14プログラムを体験した経験は、のちのち必ず役
にたってくると思う。年上の人とどう接すればよいのか、おこられながらも励まされて体で覚えていっていたように
思える。今回のキャンプで特に印象的な場面があった。川遊びで、上級生が大きな流木を見つけ、下級生にも手伝っても
らいながらほぼ全員で協力して運んでいた。その後、みんなでイカダレースがはじまった。本当に楽しそうだった。
 最初は、見ず知らずのこどもたちが、日に日に年齢を越えて仲良くなり、最後には兄弟のように遊んでいる姿は、
まるで「山村留学生」のようであった。 異年齢集団の中で、助けあい、励まし合って、自然の中で協力して行った今回のキャンプ活動。こどもたちの人間力の向上の上で大いに貢献できたのではないかと思う。
{こどもたちの感想文の一部}
@短期山村留学を半分終えて、少し分かってきたことがあります。それは、自然の大切さ、重みです。ここに来る
 前も「自然は良い物だな」とは思っていたけど、実際に川遊びやナイトハイク、トウモロコシ狩りをしていつの間に
 か気づきました。自然は、楽しいだけじゃなくて学ぶことがたくさんあるので後半分のプログラムの中で自分を成
 長させたいです。
@ここでは、僕の家のちかくにはあまりない川遊びが心に残りました。水はとてもきれいで飲んでもおいしかった
 です。岩の上から川に飛び込むのがとてもたのしくてよかったです。そのあとには、川の近くですいかわりをして
 スイカを食べました。自然はいいなあと思いました。
@ぼくは、昨日さかなのつかみ取りに行きました。ぼくは、かんたんに魚をとりました。それは、水を吸い込むところ
 に魚がへばりついていたからです。とった魚はにじますです。大きさは、30センチぐらいです。その後に、昼ご飯で
 とった魚を焼いて食べました。
@ハンモックの前にみやまくわがたのめすがいました。やせいだからはなすときにいたかったです。でも、めすなの
 でちょっとしかいたくなかったです。すごくかわいかったです。
@ぼくが一番心に残ったのは、クー(ボランティアのお兄さんのあだな{山村留学OB})の話です。このあたりでは、
  じいちゃんばあちゃんがすごく健康だということがわかりました。川遊びも楽しく遊べたし、花火も怪我をすること
  なくできました。
@家では、ゲームや漫画ばかりだったけど、ここでは、農業の手伝いや川遊びなど自然でたくさん遊びました。農業
 の手伝いは、とうもろこしとじゃがいもをとりました。これを体験して、どれだけ大変なのかなどがよく分かり勉強に
 なりました。
@ナイトハイクで得たことは、何も見えない暗闇ではしゃいだり話したり物音を立てることを我慢する精神力と、苦手
 な暗闇で一歩一歩と歩いた勇気です。
@今年で6,7年目の王滝ですが、何年経っても王滝はサイコーです。ごはんなんかも自然の食材をつかってあった
  りしておいしいです。毎年、王滝に来るたびにいろいろなことができるようになりました。今年は、わたしの組んだ
  木で火がつけられたのがとてもうれしかったです。役に立てて良かったなあと思いました。中学生になって、これ
  からこれるか分からないけど、できるかぎり来たいです。(冬にかまくら作りをいれてくれるとうれしい・・・かな)
@和歌山県で見た川にはなかった透明度。昆虫と光る石の話はすごく楽しかった。このキャンプは川に三回もいけた
  し、花火も出来ていいキャンプだった。
@今年もどんぐりパンをつくりました。前につくったこともあったけど、久しぶりだったので、とてもおいしかったです。火
  をおこすとき、マッチ二本でつけられたのはとってもかんどーしました。どんぐりっておいしいんだーとみんなびっくり
  していました。ブルーベリーをいれてたべても甘酸っぱくておいしかったです。
@キャンプは初めてだったけど、とても楽しかったです。始めは不安だったけど、けいこちゃん、ふみかちゃんがいろ
 いろ教えてくれてやさしかったです。食事はのこしちゃったけど、とてもおいしかったです。花火もやって楽しかった
 です。次は1週間来たいです。
@どんぐりぱんつくった。おもしろかった。はなびがおもしろかった。えいがをみておもしろかった。ふっとさるちょっと
 しかやらなかったけどおもしろかった。ブルーベリーがおいしかった。たきめぐりがおもしろかった。きゃんぷいっしゅ
 うかんやったのがおもしろかった。
@子どもの森でのことは、ひとつひとつが大きなけいけんとなりました。今まであまり洗濯とかはやらなかったのに全
 て自分でやらなくてはならなくて大変でした。それに、全自動じゃなかったので、少しこんらんしました。おどろいた
 のは、2時間ほど窓をあけたらカブトムシが入ってきたのでびっくりしました。いいけいけんとなりました。
@一番楽しかったのは、うぐい川での船レースです。うまくすすまずにいましたが、みんな2人でがんばってやること
 が出来たのでよかったです。それから飛び込みをしたり、パン作りをするのも楽しかったです。
@キャンプに来られるのは今年で最後なので、めいいっぱい楽しませてもらいました。キャンプは小6から来させてい
 ただいて、森林や自然でしか体験できない貴重な体験をさせていただいています。いつもここにくると「楽しいな」と
 いうことがたくさんあってもっとつづいてほしいと思います。今年も滝巡り、どんぐりぱん、川遊び、そして昆虫や石に
 詳しい人の話など、とても都会などではあじわえないものでした。また機会があれば来たいなと思いました。