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日蓮大聖人立正安国論御講談 御休息の霊蹟  休息山立正寺

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年中行事

休息山立正寺縁起history

甲斐國休息山畧縁起

 当山は高祖日蓮大聖人の御旧跡にして、その御弟子、中老僧の一番弟子の日法上人、辻之坊宥範阿闍梨式部公日乗上人相承のお寺であります。その起源は奈良時代、僧行基、あるいは、役小角によって草創されたと寺記に記されております。宗派は三論に始まり真言に転じ、鎌倉時代には真言修験の霊場にして東三十三ケ国山伏の棟梁として、子安千坊と称されるほど、数多くの塔中、その外末寺数百に及ぶ寺格を誇る巨刹でありました。八十九代亀山天皇、文永三年(1266)丙寅日蓮大聖人、45歳の時、相州鎌倉の御草庵を出て当甲州へ入られました。道筋の黒川村にて二人兄弟の者を教化しました。そして榮久・法蓮と法号を贈られ、現在の塩山赤尾の榮久山法蓮寺の基になっており、当山の末寺に属していました。
 日蓮大聖人は勝沼に宿をとられました。(其地は法華堂が建ち、現在の上行寺。旧末寺)その日は、子安地蔵尊の大祭縁日で、遠近村落の老若男女が挙って、十八丁先の北原村にある金剛山胎蔵寺に向かって行き、大変な賑わいでありました。翌日、胎蔵寺に向かってみると、立派な七堂伽藍を備えた大山で、大門より内には、数え切れない坊が立ち並び、稚児の舞台、閻魔殿、萬燈台が延々と続き、威容も山林の景観も息を呑むほどでありました。その本堂の側らに格好の盤石があり、大聖人は、腰を掛け安座休息し、天下泰平国土安穏を祈り、立正安国論の講談を行いました。そのお説法を聞いた、男女は驚き、胎蔵寺住職の宥範に報告しました。宥範は「噂には聞いていた法華の日蓮、奇怪の説法は許さない、深秘の真言法門を以て、閉口させ、人々の迷いを晴そう。」と、数々の法具を持ち出し、塔中や末寺の修行僧、師範僧侶、老僧を召集め、宥範は、吾大聖人を論破しようと法論に及びました。大聖人は悠然として、宥範の問いに対して理路整然と、詳しく丁寧に答えられました。数十の問答に、さすがの宥範もついには、閉口してしまいました。(委しくは当山秘蔵の山伏問答記に有り)宥範は真言法門を打捨て、謗法懺悔し、心服渇仰して一乗の妙典を受戒、支配する坊、塔頭、全山をあげて法華経に帰依しました。大聖人は三七日の間、御休息し、立正安国論を御講談されたといわれております。すなわち当国教化最初安国論講談の道場として、寺山号を大聖人が自ら改め、休息の所であるので山号を休息とし、立正安国論講談の地より寺号を立正寺としました。開山、日蓮大聖人、第二祖開基日法上人、第三祖日乗上人草創の本願と列ね、師資相承の天下泰平国家安穏を祈る法華道場となりました。
 その後、文永十一年五月十七日大聖人は甲斐、波木井の郷、身延山に入山されました。その折、当山に再び、御来臨下さいました。日乗上人は深厚の心で大聖人を迎え、これを機に本尊を改め、御開眼していただきたいと願い出ました。当山繁栄を祝し、重寶として十八枚継本尊及び立正安国論を賜りました。さらに、三枚継の本尊と日乗と法号を認められ、御授与されました。(十八枚継の御本尊は現在沼津岡宮光長寺の重寶)
 また、川田村に傳蔵と申す夫婦がいました。大聖人が御講談された立正安国論を無疑の信念をもっていたので、大聖人は、その夫婦へ廣門・法傳と法号を贈られました。(後に報恩として一寺建立。現在の塩山西広門田に廣門山法傳寺。旧末寺)建治二年、中老僧日法上人は、高祖の御影を彫刻されました。現在、祖師堂に安置する高祖大士の尊像であります。また、内佛壇に安置している鬼子母神大黒天も御作であります。
 戦国時代、当山十二世日業上人の時、当国大守武田勝頼が織田・徳川勢により攻められ、大和田野景徳院に於いて生害の折、天正十年(1582)壬午三月三日、兵火に遭い、当山も七堂伽藍鐘楼鼓樓舞堂萬燈堂本院坊中御朱印黒印等、殆どの古来大事の記録珍財を焼失しました。画工金岡大蔵卿作、三十番神絵像(神号名記入日蓮大聖人直筆、御開眼宗内に唯一軸の珍寶)此の一軸を堂前の松にかけて守護を祈願したところ、当山所有の無上の寶物は、一つも欠けることなく焼失を逃れ、現在に伝えられております。
 天正十九年辛卯二月東照神君より当山方丈寺中諸役免許並古来十二坊、更には六坊跡御寄附等の御墨付、さらには、寺領御朱印を賜り、文禄元壬辰二月、御制札を頂戴し、復興の足懸かりとなりました。このことは、大聖人の御旧跡にして由緒あることに由来します。
 古よりの旧本尊の地藏尊は、日蓮大聖人によって、再び御開眼され、霊験改められました。今も当山に安置されおり、「安産を守り、難産に及ぶとも産屋に守りを頂くときは、たちまち必ず安産となる。」と言われ、子安地蔵(お子安さん)と呼ばれ、多くの参詣者を集め、信仰されております。また、大聖人法論腰掛けの石は、高座石と称され現存しています。(輪石庵・東雲小学校西側)
大正15年5月吉辰 第43世 加藤日騰記                                   平成23年4月17日 法灯継承記念 復刻
           第47世 岩佐宣寿

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