Ministry of Defense
Japan Ground Self Defense Force Flight Enlisted Course


Chapter-16・計器飛行

Blind
学生は、飛行前にUH-1Jの場合は側面ドアにブラインド用の黒い布を取り付ける。この目隠しは、離陸時には一度はずされ、上空で再度目隠しが実施されて計器飛行教育が実施される。

計器飛行訓練、教育課程で機種の変更が無い#171期は2月下旬より教育の一部が計器飛行の段階に移行し、模擬基本計器操縦教育(フライトシミュレーター)を行い、3月中旬には基本操縦の中でも重要な航法の技量査定を受ける。
有視界飛行の教育が一段落すると、次に待ち受けるのは実際の基本計器飛行だ。
コックピット周囲に幌を装着して周辺地形を遮断しての基本計器飛行教育が集中的に実施され、段階的査定として基本計器技量査定が行われる。査定終了後も計器を使用して飛行する訓練は長期にわたり実施され、計器飛行の集大成として他飛行場への計器航法教育を重ねる。
そして、計器飛行証明の学科試験及び実地試験を経て計器飛行の資格を取得する訳である。
では、2月より機種変換した#172期はどうかというと、UH-1Jによる基本操縦に加え、OH課程の計器飛行同様平行して計器飛行の教育は実施され、基本計器飛行、計器進入、計器航法と基本操縦から段階的に難易度をあげた操縦教育はこの時期かなり密度の高いものとなっている。
UH-1Jによる課程もこれら一連の教育の段階的査定である基本操縦航法技量査定が4月上旬に実施され、査定が終了するといよいよ本格的計器飛行の教育へと移行する。
両課程共に実機による計器飛行教育ではコックピットから前方や地上の地形が見えないよう学生は離陸前にコックピットに幌を装着して訓練に臨む。彼らの目的地は、天候や目的地までの地形・気象条件等の難易度により教官より指示された国内各地の飛行場となるが、教育の段階的ステップアップにより目的地は多岐にわたる。
当然の事ながら、最終的には有視界・計器双方の複合による総合航法となるのだが。

CAP_16-1
計器飛行では機体の点検もより一層慎重となる教官
CAP_16-2
学生も機体の点検をチェックリストに沿って実施する。
CAP_16-3
機体の点検が完了し、教官が搭乗するとエンジンスタートとなり、地上の整備員とのコンタクトが開始される。
この時期になると手順も慣れてきて、一見するだけでは学生とは思えないほど成長している。
CAP_16-4
エンジンを始動した教育機UH-1J/41868/SU(EH)はスポットから離陸位置に向 かう。
CAP_16-5
OH-6で教育を実施している学生も、バディーで点検を行う。
CAP_16-6
担当教官到着後機体の状態を報告。
CAP_16-7
機体にはすでに目隠しが施されている。
CAP_16-8
教官が再度学生と共に点検を実施。
CAP_16-9
快晴でも先が見えない計器飛行教育に向け離陸準備
CAP_16-10
エンジンを始動した訓練機は、計器の状態を確認して離陸位置へと向かう。
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