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第563号

  第68回全国体育施設研究協議大会
7月3日〜4日 岡山で開催
(財)日本体育施設協会総務部長
小野田 晴彦


 昨年、一昨年と2年連続して東京で開催した全国体育施設研究協議大会を、今回、岡山県の岡山コンベンションセンターで開催した。
 この大会は、昭和33年に、“スポーツ施設の整備・充実を図るため、全国のスポーツ施設関係者が一堂に集い、研究協議する”ことを目的に、東京で開催して以来、49年に亘って続けられている全国規模の事業である。第1回大会以来、財団法人日本体育施設協会(以下「協会」という。)と独立行政法人日本スポーツ振興センター(以下「センター」という。)が主催し、文部科学省が後援となっている。

開会式(雨宮会長のあいさつ)
開会式(雨宮会長のあいさつ)
 今回の岡山大会は、7月3日(火)〜4日(水)の2日間、本協会、センター、岡山県、岡山市、岡山県体育施設協会の5団体の共催で行われた。
 参加者は、地方開催にもかかわらず、220名に達した。
 大会第1日目の開会式は、雨宮会長(センター理事長)からの「この機会にスポーツ施設に関する諸課題について協議いただくとともに、参加者相互の交流を深め、今後ともスポーツ施設の整備・充実に一層のご尽力を賜わりたい。」との主催者挨拶で始まり、文部科学省の前谷課長補佐からの祝辞、岡山県の赤田部長からの歓迎の言葉と続いた。

 引続き「平成19年度体育施設功労者表彰式」が行われた。
 この表彰は、各県体育施設協会等から“スポーツ関係施設・設備・用器具等の発展に努力し、その実績が認められた人”を推薦してもらい、審査委員会で表彰者を選考する制度である。
 今年度は69名の方に表彰状、10名の方に感謝状が贈られることになった。当日、晴れの表彰式に出席した43名の方には、雨宮会長から表彰状等が授与された。最後に、受賞者を代表して岡山県総合グラウンドの渡邉則夫氏から謝辞が述べられた。

 研究協議は、まず、基調講演からスタートし、「スポーツで地域が輝く」をテーマに,環太平洋大学体育学部長の永井純氏が講演された。
 氏は、メキシコオリンピック800m日本代表、筑波大学教授等の多彩な経験を元に、興味深い内容のお話で、会場の参加者を惹きつけた。

 続いての講演は、AコースとBコースに分かれて行われた。
 Aコースは、「スポーツ施設のより安全な管理を目指して」をテーマとした。最初に、この1年、社会的に特に関心を集めた問題を取り上げ、“プールの構造と安全対策について”と題して、本協会専門委員の矢倉裕氏(ヤマハ発動機プール事業部主管)が講演された。矢倉氏は、長年プール事業に携わってきた専門家だけに、説得力ある、分りやすい内容の話で、好評を博していた。
 次に、スポーツ施設を管理する上で、欠かすことができないのが保険だが、その施設保険に関して、“社会体育施設保険の必要性について”を、本協会社会体育施設保険部会長の鈴木良明氏(東京海上日動火災株式会社公務第一課長)が講演された。

桃太郎スタジアム
桃太郎スタジアム
 また、Bコースは、「これからのスポーツ施設とスポーツクラブ」をテーマとして、米谷正造教授(川崎医療福祉大学)をコーディネーターに、次の3名の方々にシンポジストをお願いし、実施された。
 ○ NPO法人出雲スポーツ振興21
       白枝淳一事務局長
(島根県立浜山公園をはじめ数多くのスポーツ施設の指定管理者)

 ○ NPO法人きよね夢てらす
        江口仁志理事長
(岡山県総社市の小規模なスポーツ施設「きよね夢てらす」の指定管理者)

 ○ NPO法人岡山県水泳連盟
        西川良和常務理事
(“晴れの国おかやま国体”夏季大会のメイン会場であった倉敷市の「児島マリンプール」の指定管理者)

 最初に、各シンポジストから、スポーツ施設の概要、施設におけるスポーツクラブの活動状況、スポーツクラブの施設使用上での問題点と改善方策について、概要説明と問題提起があり、会場の参加者の質問を交えながら、これからのスポーツ施設に求められる課題について、活発な意見交換が行われた。

桃太郎アリーナ(Vリーグ・岡山シーガルズの練習風景)
桃太郎アリーナ
(Vリーグ・岡山シーガルズの練習風景)
 大会第2日目には、「施設視察」と「講演」が行われた。
 今回の視察先は、2年前の岡山国体で会場となった「桃太郎スタジアム」と「桃太郎アリーナ」。
 まず、岡山県総合グラウンド事務所長石井誠二氏から、両施設についての詳細な説明がなされた。続いて、当アリーナの利用者である“Vリーグ・岡山シーガルズ”監督の河本昭義氏が「トップクラブチームが望むスポーツ環境」について講演された。
 このあと、国体開催のため全面改修された“桃太郎スタジアム(陸上競技場)”、国体に備え新設された“桃太郎アリーナ(体育館)”を視察して、本大会の全日程を終了した。

 今回の全国大会開催にあたって、岡山県、岡山市及び岡山県体育施設協会には、多大なご協力をいただき、お陰様で無事、成功裡に終了することができました。厚くお礼を申し上げます。



第68回全国体育施設研究協議大会実行委員会名簿
役 職氏 名所属及び役職
会 長松 野 英 雄岡山県体育施設協会会長
(岡山県生活環境部スポーツ振興課長)
副会長逸 見 司 臣岡山市市民局スポーツ振興課長
委 員小野田 晴彦(財)日本体育施設協会総務部長
委 員村山 亜希子(財)日本体育施設協会総務部主事
委 員鎌 田 康 男独立行政法人日本スポーツ振興センター
国立競技場 運営調整課長
委 員伊 藤 貴 之独立行政法人日本スポーツ振興センター
国立競技場 運営調整課運営調整係長
委 員徳 田 浩 一岡山県体育施設協会事務局長
(岡山県生活環境部スポーツ振興課参事)
監 事石 川 光 輔岡山市市民局スポーツ振興課施設係長

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