なぞかけの種類
なぞかけの種類について私・安楽庵なりに考えてみました。
1.内容による分類
・発音系なぞかけ
(例)「あくび」とかけて「トコロテン」ととく、
そのこころは「疲れ(突かれ)たら、出る。」
これは、NHKラジオ第一の「なぞかけ問答」という番組における
2005年4月月間賞の作品です。
こころのツカレという発音が「疲れ」と「突かれ」の2つの別の言葉にかかっています。
同音異義語でオチをつけるかたちですね。
こういうのを”発音系”なぞかけと呼びます。
・意味系なぞかけ
(例)「ホームページ」とかけて「フィギュアスケート」ととく、
そのこころは「リンクでとびます。」
これも、NHKなぞかけ問答でかなり昔に放送されていた作品。
こころの「リンクでとびます。」は前の二つ「ホームページ」と「フィギュアスケート」の共通点を指摘していますが、
この「リンクでとぶ」は全く違う2つの意味を持っています。
こういうのを”意味系”なぞかけと名づけました。
誰もが気づかないような、2つの意味を持つ言葉を提示することが面白さにつながります。
ただ共通点を指摘すればいいというものではないのです。
(悪い例)「日本」とかけて「アメリカ」ととく、
そのこころは「国の名前です。」
これでは、当たり前すぎて面白くありません。(笑)
面白くするには、こころの部分が全く違う2つの意味を持っていなければなりません。
(良い例)「宅配便」とかけて「陸上選手」ととく、
そのこころは「トラックで走りまわります。」
こころの「トラック」が明らかに違う2つのトラックを表しているのがわかるでしょう。
こころの部分が全く違う2つのものをイメージさせるというのは
発音系のなぞかけにも共通することです。
つまり、それが「なぞかけ」の「かける」ということなのです。
「発音系なぞかけ」はすぐにつくりやすいという特徴があります。
人前でお題をもらって即興でやる時に向いていますが、字で書いてある文章として読むとあまり面白くありません。
「意味系なぞかけ」は聴いている人をうならせることができます。
即興で考えるのは難しいですが、字で書いてある文章として読んでも面白いです。
ですが「発音系」が低級で、「意味系」が高級ということではありません。
「発音系」でも人をうならせるのもあるし、「意味系」でもつまらないものがあります。
なぞかけとしての面白さはまた別です。
なぞかけについての面白さはこちらで述べています。
また、こころの部分を長くして「発音系でもあり、意味系でもある」なぞかけをつくることもできます。
2.演じ方による分類
・即興なぞかけ
これは「お題」を第3者から出してもらって、その場で”即興”でなぞかけを考えることです。
連想法で考えていきます。(連想法についてはこちらを見てください。)
どうしても、「発音系なぞかけ」が多くなりますが、「意味系」もできないことはありません。
なぞかけに自信のある人は一人でやってみてください。
でも、普通は複数人で「笑点」のようにやるのがよいでしょう。
一人でやる場合、即興のなぞかけが何とか一つ出ればよいのですが、全く出ないと場がシラけてしまいます。
・仕込みなぞかけ
即興なぞかけ以外は「仕込み」なぞかけです。
事前に仕込める、つまり「考えておける」なぞかけです。
なぞかけの作り方すべてを駆使して時間をかけて作りましょう。
(なぞかけのつくり方についてはこちらを見てください。)
以上、なぞかけを内容と演じ方で分類してみました。
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