■ どれひとつ欠くことのできない繋がり ■
〔ジャララバード事務所会計担当 村井光義〕

用水路A地区にて

私は主に事務所で働いてきた。

用水路現場では用水路を完成させる事、医療現場では患者を治す事が明確な目標としてあるが、事務職では事務局内での仕事をこなすことに集中しすぎ全体の目標を見失うこともあった。今回は何度か現場に行き、毎日作業状況を聞いた。ものが完成する喜びを知り、水は高いところから低いところへ流れるという当たり前のことも再認識することができた。

用水路終点付近には、自立定着村の住居が建設中である。この新しい村の名前は何がいいか事務職員に聞いたところ、「ドスタニ(友情)はどうだ」と答えた。それは、将来子どもが村の名の由来を聞く時に、日本とアフガニスタンが力を合わせて用水路を作ったと説明できるからだそうだ。

現在、現場作業には警察と地域で準備された警備がつく。彼らでさえ、分水路の排水の流れなど細かいことを私より知っており、自ら進んで重機の誘導や作業員に中村先生の指示を伝え、時には陥没した道の修復を手伝っている。事業に携わる全ての人が今やり遂げようとしていることを誇りにしている。


柳に覆われた水路は美しく、ついつい見とれてしまいます。そして、畑に目を移すと、小麦が刈られ、トウモロコシが芽を出し、スイカの収穫が行われ、稲作のための水が田に引かれています。人々が生活しています。そんな素敵な光景を現場で見ることができ、職員や地元住民と一緒に喜ぶことのできる私はとても幸せです。

素人の写真ではあまりに自然が大きすぎて、現場の迫力を十分に伝えることが出来ず、住民の反応を言葉で表すには物足りない私の文章について、支えて下さる皆さまに対し申し訳なく思います。そして、ありがとうございます。

(ペシャワール会報100号:2009年07月15日発行より)

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