稲荷部ふれあい農園 杉山辰男

(稲荷部


池の泥が畑になり、人々が農業を楽しむ



inaka07.jpg  平成7年、稲荷部池の堤防をつくりかえる時、池にたまった泥をほり出して、池を若返らせることになりました。池の奧の岸辺に泥を積み上げました。ベトベトしていた泥が固まると岩のようになってしまいました。
 「そこを畑にしよう。」と杉山辰男さんが提案しました。自らくわを持ち、一生けん命作業をしました。時々稲荷部の有志が応援しましたが、ほとんどは杉山さん一人の畑作りになりました。サツマイモやジャガイモを1年、2年とつくるとだんだん土もやわらかくなりました。
 杉山さんが中心になり、いろいろなグループに「いもほり会」への参加を呼びかけました。いもほりで親子で遊ぶことの楽しさがわかると、幼稚園や子育てグループの人、銀行などの職場の人々も参加するようになりました。
 稲荷部の子どもは農家の子と思っていたのに、機械化されて、親子で遊んで楽しむ農業などはやっていませんでした。こうして、年々参加する人がふえました。ボランティアの奥さんたちが、ジャガイモやサツマイモをゆでてくれました。青空のもとでの作業で汗をかきお腹がすいた時だけに、その味は特別おいしいと喜ばれました。そんなふれあい農園の行事が毎年行われ、みんなの楽しみの一つになっています。

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いもほり前に杉山さんからほりかたを教わる親子たち