火の見やぐら

(政所・東平尾・稲荷部)


昔,火事や大水の時は,鐘をならして合図をしました。



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 今,火事や大水がおきるとサイレンが「ウ〜〜ウ〜〜」と鳴ります。同報無線で「○○のところで火事です。消防団はすぐ出動してください。」と放送されます。でも,昔はそういう施設がないので,火の見やぐらに登って,鐘をたたいたのです。この鐘を半鐘とよびました。
 半鐘のたたき方で,火事のようすなどがわかるようになっていました。近くで火事が起きた時は,とてもはげしくたたいたそうです。
 内田には,その火の見やぐらがまだ残っています。右の写真は政所の「かごた橋」の近くにある物です。本当はもっと高かったそうですが,あぶないので鉄骨を切って低くしてあるのです。
 左の写真は東平尾の物です。もともとこの高さでした。昔は,この下には夜警小屋があって,冬の夜には当番の人が小屋に集まりました。そして,拍子木をたたいて「火の用心」と声をあげ,村をまわったそうです。
 3つ目の写真は,稲荷部の農村公園にある物です。これは政所のものと似ています。やはり,本当はもっと高かったそうです。
 どの火の見やぐらも,村全体に半鐘の音が聞こえるような場所に建てられています。火事を知らせる大切なものなので,子どもがいたずらにたたくときびしく叱られました。

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