弘 法 堂

(稲荷部)


弘泉ヶ谷池と弘法大師



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 稲荷部池は、弘法様がつくった池ということで「弘泉ヶ谷」池とも呼ばれています。お弘法様とは、弘法大師、大師様ともいわれた空海のことです。空海は、774年に生まれた偉いお坊さんです。
 弘泉ヶ谷池を空海がつくったという言い伝えがあります。書物にも、空海が讃岐国満濃池を改修し、土木技術のすぐれた力をもっていたと書かれています。その技術は、現代の土木工法にくらべてもおとらないと、研究者たちが驚いているほどです。
 教えを広めるために諸国をめぐり歩かれ、人々の幸せのために、ため池などをつくりました。池をつくるとともに、その地の人々に、人としての正しい生き方を教えました。最近の大手土木会社のもうけ主義とは違う池づくりです。
 この弘法様に感謝して弘法堂が建てられ、末永く祭りが続いています。
 今では、大井川用水を農業用水として使うようになったので、稲づくりの用水としての池の役目は終わりました。しかし、弘法様の偉大さや教えは、稲荷部の人々の心にずっと語り伝えたいものです。
 その心を取り戻そうと、弘法堂の修理をしました。素朴で小さい弘法堂ですが、お話を聞いておまいりをする人もふえてきました。