政所薬師堂

(政所)

眼の病気に効く 政所薬師堂



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 農協内田支店の北西100メートルほどの、静かな杉木立の中に薬師堂が建っています。
 いまからおよそ350年前の万治のころ(1658年)、大工吉泉弥という人が建てたということです。のちの享保のころ(1716年)、石川惣兵衛という人により改修が行われ、その改修中に屋根裏から木簡(木の板に文字が書かれたもの)が発見されました。この木簡により、この薬師堂は大宝山薬師堂であることがわかりました。
 そのころ、この土地は、城東郡政所郷王ノ内という地名で、地名から考えると大切な仕事をしていた場所のように思われます。
 昔から、薬師様は眼病治療の神様として、大勢の人がお参りに来ました。寅年の大開帳には、あちらこちらから人々がお参りに来て、境内は人でいっぱいになったそうです。時代の流れとともに、信仰の念がうすれてきている今では、お参りにくる人は少なくなりました。
 現在は、石川富佐平さんが中心になり、祭事を行っているそうです。
 お祭りは、毎月12日の夕食後、近所の人たちが集まりお念仏をするそうです。また、12年に1度の寅年には、昔と同じようにご開帳が引きつがれています。