お天王さま

(政所)


火の粉が立ちのぼる壮大な祭り



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 政所地区では、毎年旧暦の6月14日にお天王さまという行事があります。地区の皆さんがまきを持ってきて、政所正覚寺に集まり祭事を行います。中央に天満宮、左右に牛頭天王と新羅社が祭られています。祭事はまきを井げたに組んで、火をつけ、しばらくしてから、まきがくずれはじめた頃に、上からひのきの枝を何本もかぶせます。やがて火が立ちのぼってきたところで枝をあおり、火の粉を立ちのぼらせる祭事です。
 この「お天王さま」にまつわる由来ははっきりしませんが、牛頭天王は砥園の守り神とされています。この地域では菊川町の潮海寺と大東町の八坂神社が同じ牛頭天王をまつっています。大東町の八坂神社では旧暦の6月14日に祭事が行われています。ほかにも駿東郡清水町で7月に牛頭天王をまつって「お天王さまの祭り」が行われます。これらははっきりとした伝承はわかりませんが、流水の清めと五穀豊穣を願い、さらには病気や害虫などを追っ払うための夏祭りだということです。
 これらの牛頭天王は近世に入ってからは、病気よけと五穀豊穣にご利益があるといわれ、多くの人々に広く受け入れられた神様です。
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