栗原川の河津桜・紅寒桜
(森)


川面に映え、お天神様を染める桜色



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 菊川町と掛川市との境、森の里を流れる栗原川沿いに、知る人ぞ知る桜の名所があります。川沿いの宮毛さんのお宅がその桜の名所です。それは、昭和54年(1979年)ころ、県農産課に勤務された宮毛哲彌さん(平成13年故人)が、仕事で縁のある県農業試験場南伊豆分場より、河津桜・紅寒桜(各2本)を分けていただき、家の前を流れる栗原川沿いに植えたものです。近所の人たちに早く咲く桜の花を楽しんでもらいたいとの思いでした。
 その後、昭和60年(1985年)ごろ、さらに2本植えました。1本は、お天神様の鳥居のそばに植えました。今では、道行く人が遠くからでも目につくほど立派に育ち、お天神様を桜色に染めています。もう1本は、応声教院の中庭に植え、新しくなった庫裏と本堂を結ぶ廊下から、間近に桜の花を楽しむことができます。
またここ数年、2月20日前後の開花時期には、決まってテレビ局の季節の話題に取り上げられます。そのおかげか、哲彌さんの桜を一目見ようと足を運ぶ人の数が年々ふえています。心から桜の花を楽しむ人、その美しさをカメラにおさめる人と、桜の楽しみ方は様々です。哲彌さんの近所の人たちへの思いやりと、花を愛する気持ちは文字通り満開となって、この先も咲き続けていくことでしょう。

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