岡 本 新 吉

(西平尾)


お茶の流通を改善し、お茶農家が豊かになるようがんばった人。



100-013.jpg

 岡本新吉は,第一次世界大戦をすぎて日本が世界の強い国に仲間入りするという時代に、農家の指導者としてたいへん活躍しました。お茶をつくる仕事をさかんにしたり、農家が自分の田畑をもてるようにしたり、農家が助け合って伸びていくしくみをつくったり、子どもの教育に力を入れたりしてみんなのために働いた立派な人です。
 特に,お茶をつくっている農家がもっと得になるよう、お茶の流通を改善する仕事に一生をささげました。浅羽平八のあとをついで、共益製茶販売組合の仕事をしましたが,そのしくみをあらため,揉切製茶株式会社にしました。その社長となり、先を見通す力とすぐれた経営力によって会社をとても大きくしました。そうして人々から信頼され、質の良いお茶を集めて独特の再生加工(荒茶を飲みやすいようにすること)を行いました。国内はもとより,横浜の商館をはじめ外国からも喜ばれ、揉切製茶株式会社はとても立派な会社になりました。こうしてお茶をつくっている農家は,今までよりずっと豊かになったのです。岡本新吉は、人々からますます尊敬されるようになりました。
 昭和4年(1929年)4月、68才で亡くなりました。東平尾の大蔵寺境内にその徳をたたえて、石碑が建てられています。
100-014.jpg