西平尾信用販売購買利用組合

(西平尾)


西平尾に産業組合が初めてできた。



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 昭和の初めごろ、経済的に困っていた農民は、自分たちの手で組合を作りました。場所は前の公民館があったところです。建物は2階建てで、1階から2階へは長い通し柱が使ってありました。屋根の片方は1階の方まで下がっていたそうです。1階は売り場で2階は20畳くらいの部屋で、集会やより合いをしました。上の写真は昭和30年(1955年)のものです。
 この建物は昭和38年(1963年)までありましたから、今の中学生以上の子どもをもつお父さんたちは、小さいとき、その通し柱を登りぼうのようにして遊んだそうです。初代組合長は水野喜八さんで、女子事務員もいました。
 この組合は銀行のようにお金をとりあつかう仕事と、物を売る仕事をしていました。しょうゆ、マッチ、ろうそく、せんこうなど、ごくかぎられた日用品が売られていました。また、別の場所では肥料が売られていました。かべには農業をしている人が読む「家の光」の宣伝の板がかけられていました。おくの方に黒いダイヤルつきの金庫が置いてあり、まどは鉄のぼうで囲われ、どろぼうが入れないようにしてありました。
 初代の組合長が急になくなり、3代目まで続きましたが、内田産業購買利用組合ができ、地区で一つにすることになりました。

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