〜薬の正しい使用法〜


薬をもらう時 薬の使い方、飲み方、薬効など詳しく聞きましょう。わからない事は必ず確かめて下さい。
自己判断で服用すると、薬の効果が十分に発揮されないばかりか、思わぬ副作用が出ることがあります。
用法・用量 患者さんの年齢・体重・病気の程度により適切な用法・用量が定められています。
定められたとおりの用法・用量を守りましょう。
内服薬の
種類と
使い方
内服薬とは:口からのんで成分が血液の流れに乗って体のさまざまな場所で効果を発揮するお薬です。

  錠剤:水なしでのむと薬が食道にはりついたり、なかなか溶けなかったりするので、十分な量の水で飲みます。
  散剤:
水と一緒にのみますが、口の中に少し水を含んでおいてからのむと、飛散せず、むせずにのめます。苦味のあるものはオブラートに包むとよいでしょう。
  顆粒:徐々に溶けるような表面処理をしているものもありますので、噛みくだかずに水と一緒にのみます。
  カプセル剤:カプセルはゼラチンでできており、少量の水や水なしでのむと食道の粘膜に付着して炎症の原因となることがありますので必ず十分な量の水でのみましょう。またカプセルの中身を取り出してのまないで下さい。
  液剤・シロップ剤:薬を水で溶かし、液状にしたものです。1回分の量を正確に計ってから服用します。
外用薬の
種類と
使い方
外用薬とは:皮膚や粘膜など、体の表面に直接使用するお薬です。

  軟膏・クリーム:清潔な手で皮膚に塗るのが一般的ですが、ガーゼなどに塗って患部に貼ったりするものもあります。使用後はふたをきちんと閉めておきましょう。
  点眼薬:点眼するときは容器の口が直接まぶたや白目に触れないようにし、点眼後はまばたきしないで2分ほどまぶたを閉じています。
  坐薬:排便をすませ、手をよく洗ってから使用しましょう。挿入後は、しばらくティッシュペーパーなどで肛門を押さえておきます。
  貼付剤:皮膚を清潔にし、水分を拭き取って、しわが寄らないようにして貼ります。はがしたとき薬が皮膚に残っていたら、水などで拭き取りましょう。
服用時間 薬の服用についての指示のうち、食前、食後、食間、就寝前とは次のようなことをいいます。
食前:胃の中に食べ物が入っていないとき(食前1時間〜30分)
食後:胃の中に食べ物が入っているとき(食後30分以内)
食間:食事と食事の間のことで、前の食事の2〜3時間後に飲みます。食事の最中ではありません。
就寝前:寝る30分から1時間前くらいに飲みます。
使用中止 症状がよくなったからといって勝手に止めるとリバウンド現象といってかえって症状が悪化することがあります。
このような薬としては、例えば副腎皮質ホルモン剤、血圧降下剤、抗不整脈剤などがあります。
医師の診察

薬を最初、病院でもらうには医師の診察を受けなければなりません。その時に、必ず医師に伝えなければいけない事がいくつかあります。
1.自分が何らかのアレルギー(喘息、鼻炎、花粉症など)を持っているか
2.今まで飲んだ薬で体質に合わなかったことはあるか(蕁麻疹が出た、下痢をしたなど)
3.女性であれば現在、妊娠、授乳中であるか
4.違う病院でお薬をもらってのんでいないかです。
 薬はその人の体質や、状態によって 良く効くどころか、逆に怖い物になることがあるからです。いろんな患者さんが来られますがたいていの患者さんは医師の前では緊張してうまく自分の病状や上に書いたことなどを伝えられないようです。お医者さんも患者さんを診察する上で患者さん本人から聞かないとわからないことがたくさんあります。正しく診察してもらって適切な薬をもらうためにも落ち着いて自分のことや病状をゆっくり話すことが大事です。

薬の飲み方 薬はコップ1杯の水か白湯(ぬるま湯)で飲みましょう。薬の成分が水で薄められ、粘膜への刺激を、少なくします。少量の水では薬がのどや食道にはりついて炎症や潰瘍を起こす危険性があります。
また薬によってはお茶やジュース、コーヒーや牛乳などで飲むと効果がおちたり、変化するものもあります。
お酒も服用中に飲むと作用が強く出ることがありますから差し控えましょう。
飲み忘れ 薬を飲み忘れたからといって2回分を1度に飲んではいけません。
薬によって飲み忘れたときの対応は違いますので、指示通りに服用できなかった場合は医師、薬剤師にお知らせ下さい。
薬の保管 薬の保管について次のことに注意しましょう。

1.
高温・多湿・直射日光を薬は嫌いますので,暗くて涼しい場所に保管します。シロップなどの液剤や坐薬などは,冷蔵庫に入れておくとよいでしょう。
2.最もこわいのは乳幼児・小児の誤飲です。薬の誤飲を防止するために、子供の手の届かないところに保管しましょう。
3.薬の外箱や袋、説明書などは、使い切るまでとっておきましょう。
4.期限を過ぎたもの、保存状態の分からないものは捨てましょう。また、薬の有効(使用)期限を確認しましょう。開封した薬は変質しやすいため、特に注意してください。外箱や袋に,開封時の日付を書いておくと便利です。
5.薬は別の容器に移しかえないで下さい。
6.誤用を避けるために、飲み薬と塗り薬は区別して保管しましょう。また、農薬、殺虫剤、防虫剤などと一緒に保管してはいけません。
7.
調剤された薬は、患者さんに合わせて処方されています。症状が似ているからといって他人に渡したり、残しておいて別の時に使用するのはやめましょう。
8.薬を捨てるときは、子供が拾って飲んでしまわないように気をつけて処分してください。